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ラバーペイント(液体ゴム)を塗布したガラス瓶に彫刻してみました
加工内容
使用機種:Podea-01 SE
使用素材:ガラス瓶 サイズ:50×50×50mm
加工時間:14分8秒、12分46秒(各1面)
使用ソフトウェア:CorelDRAW、WEBUI(Windows)
今回は、ガラス瓶にラバーペイント(液体ゴム)を塗布してから彫刻が行えるか、検証を行っていきたいと思います。これは半導体レーザーの加工対象となる素材の範囲を拡大するための実験でもあります。
下準備
ガラス瓶とウェディング系のイラストを2枚用意しました。
ガラス瓶に直接半導体レーザーを照射しても、加工することはできません。この問題を解決するためにラバーペイント(液体ゴム)を試します。
ガラス瓶にラバーペイントを塗布し、乾燥させることで加工が可能となります。
ガラス瓶は高さがあるため、加工前にハニカムテーブルを取り外して準備をします。実際の加工を始める前に、必要なパラメータを設定します。明瞭で濃い彫刻を目指して、パワーを100%に設定し、彫刻を行います。
参考パラメータ
彫刻パワー:100
彫刻速度:15
Yスキップ:1
繰り返し加工:1
実加工
Podea-01でガラス瓶に彫刻します。一連の流れを動画にしましたのでご覧ください。
まとめ
半導体レーザーで直接ガラスを加工することは難しいですが、ラバーペイント(液体ゴム)を塗布することで間接的に加工することが出来ました。液体ゴムはレーザービームを吸収しやすい特性をもっており、これをガラス表面に塗布することで、ガラス表面を加熱し、部分的に加工することができます。
これにより、レーザー加工の対象素材の幅がさらに広がりました。半導体レーザーで直接加工できない素材に対しても、間接的な方法を通じて彫刻が可能になり、レーザーの新たな可能性を引き出します。
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