ふっかちゃんペパクラの作成:補正切断機能の活用
ふっかちゃんの素材ページにペーパークラフトのデータがありました。
データを見てみるとレーザー加工機に使いやすいデータだったため今回の作例に使用させていただきました。
加工内容
使用機種:Podea-01(1.6Wモデル)
使用素材:印刷したコピー用紙
加工時間:約4分
使用ソフトウエア:CorelDRAW
レーザー加工機ならサイズ違いも簡単ですよ~
加工データの準備
加工データの準備は・・・実質的には切断ラインを抜き出してマーカーを3か所追加するだけです。
切断用と印刷用にレイヤーを分けておきます。
こちらの十字データの配布につきましてはたつみ印刷株式会社経由で深谷市役所様の方から使用許諾をいただきましたので
こちらでダウンロードできるようにいたしました。データ作成の参考時ご参照下さい。
下準備
いつもなら位置合わせが必要な作例は気を使いますが、今回はソフトが補正してくれるので配置・セットアップは非常に簡単です。下記の3ステップで完了です。
1)印刷物が動かないようにマスキングテープでハニカムテーブルに固定します。
2)切断データをソフトに読み込ませて位置合わせマーカーと位置を合わせます。
3)切断したいデータに適切なパラメータを割り付けて切断加工を行います。
加工パラメータメモ
パワー:100
切断スピード:15
繰り返し加工:1
実加工
今回はコピー用紙で非常に簡単に加工が出来るため、Podea-01で一番出力の弱い1.6wモデルでも十分です
紹介を含めた加工動画を作成しましたので下記からご覧ください。
Wiiリモコンの採用:補正に伴う作業を簡単に
補整機能の利用は難しい作業内容ではありませんが、レーザーポインタの位置を確認しながらパソコンのソフトを操作する繰り返し作業は少し手間がかかります。
wiiリモコンを使えばパソコンのソフト画面を見ることなくレーザー加工機のポインターを目視し手元でポチポチと操作するだけで位置調整が完了します。実際に使ってみるとわかりますが、ものすごく便利です。
家に眠っているWiiリモコンがもしあればぜひ試してみてください。
Wiiリモコン採用裏話
社内で左手デバイスの話やキーボードを作っている人の話題などをしている時
昔プレイしたwii版ゼルダの伝説を思い出し、Wiiリモコンを調べたところ今でもwiiリモコンが新品でも中古でも流通していることに気が付きました。
翌日には従業員の一人がwiiリモコンを持ってきてくれて・・・という流れからノリでいきなりPodeaソフトウエアに組み込む事になりました。
Windowsへの制御ソフトの完全移行のタイミングで完全に予定外でしたが、せっかくノリで採用することもありwiiリモコンのPodeaAppへの実装はほぼ1日で完了。。
レーザー加工機の左手デバイスとしては思った以上に相性が良くwiiリモコンの発売から16年以上たった今正式に採用することになりました。
古い機種でも使用可能
久しぶりのPodea-01の作例ですが、創業初期に販売したのと同じ出力の1.6Wモデルを使用しました。
新たな機能や・手法は往々にして新機種しか使えないことも多いのですが、今回の機能については
おおよそ2017年以降の機種であれば古い機種でも使用可能なように意識して設計・機能追加をしました。
新製品を津波のように出しては消えていくメーカーをそこそこの数見てきましたが
Podeaの思想としては可能な限りコンパチブルデザインで可能な限り古い機種でも対応できる部分を確保するという考え方で製品開発をしています。
そのため、今回の機能はかなり古い機種でも使用が可能です(おおよそ2017年以降の機種が対応します)
Podeaはこのようなノウハウの一つ一つの積み上げつつ独自の進化をしていきます。